映画の自由と真実ネット

 98年5月23日、日本国内だけでなく世界から大きな批判を浴びながら、映画『プライド』が公開されました。
 1年が経過した99年5月24日(月)、私たちは「映画の自由と真実ネット」の発足集会を開催。
 以来、映画上映会・講演会など様々な活動を展開しています。

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  • No.41 - 自由ネットのニューズレター暫定休止のお知らせ 他 (05/01/22)
  • No.40 - 「映画人九条の会」結成へ! 他 (04/11/24)
  • No.39 - 戦後60年を狙う「戦争映画」の登場(山田和夫) 他 (04/10/09)
  • No.38 - 大船撮影所閉鎖4周年を迎えるにあたり 他 (04/10/09)
  • No.37 - 映画の自由と真実ネット第6回総会、終わる! 他 (04/10/09)
  • No.14 - 映画の自由と真実ネット、第3回総会成功! (01/06/25)
  • No.13 - 「『ムルデカ』を検証する集い」報告 他 (01/05/02)
  • No.12より - アジア侵略を美化する映画「ムルデカ17805」最新情報

参加の呼びかけ

 1998年、私たちは戦後初めてといえる侵略と加害の責任を全面的に免罪した映画『プライド・運命の瞬間(とき)』の登場を体験しました。「映画『プライド』を批判する会」を中心とした『プライド』批判の運動は、映画界の枠を超えて深く国民のなかに広がり、根づきました。一方、歴史の真実に迫る中国映画『南京1937』に対して、神奈川県を中心に右翼による暴力的な妨害が加えられました。「映画『プライド』を批判する会」は、妨害をはねのけて自主的な上映を進める人々に心からの支援を送り、協力しました。

 1998年に起きたこの二つの事実は、いま映画界において歴史の真実に背を向ける映画が、大資本、マスメディアの大きな支援のもとに全国的に広く公開・上映された反面、歴史の真実に迫る映画は当然の自由な普及と鑑賞の権利すら、私たち自身の自主的な努力をぬきにしては守られない状況を語っています。このような状況は、日本国憲法の平和的、民主的な条項を踏みにじり、歴史を逆行させ、日本を再び侵略と加害の戦争に導く勢力の台頭、アメリカの戦争に日本が自動的に参戦をさせられる日米安保条約の改悪=「新ガイドライン法案」強行の動きなどと深くかかわっています。

 私たちは文化、芸術、映画が自由と民主主義が存在し、平和のなかにあってこそ生き、育ち、発展することを知っています。「映画『プライド』を批判する会」は、その理念にもとづいて個人、団体の自主的な連帯と共同で活動を進めてきましたが、一方で『プライド』のように歴史の真実を歪める映画が大公開され、一方で歴史の真実に迫る映画『南京1937』には執拗な妨害が加えられるという恐るべき事態は、“映画の自由と真実を守る”ための新たな運動の発展を求めています。

 私たちはこうした状況を率直に認識し、98年10月8日の「映画『プライド』を批判する会・総括集会」で「批判する会」を発展的に改組して、「映画の自由と真実を守る全国ネットワーク・準備会」を作り、新たな運動と組織の準備を進めてきました。映画『プライド』製作グループは、すでに次回作の準備を開始しています。映画『プライド』の批判運動に参加された皆さん、戦争協力に反対し、平和を願う皆さん。いま私たちは改めて多くの皆さんに呼びかけます。映画の自由と真実を守るための新たな運動体、「映画の自由と真実を守る全国ネットワーク」(略称「映画の自由と真実ネット」)に、是非ご参加下さい。

1999年4月
映画の自由と真実を守る全国ネットワーク・事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷1-13-2 東野第二ビル2F 映演労連内
TEL 03-5689-3970 FAX 03-5689-3484
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Eメール: webmaster@ei-en.net