映演労連フリーユニオンがやること
「映演労連フリーユニオン」がやることや、活動の基本は次の5点です。「映演労連フリーユニオン」に加入したらどういうことをやらされるのか、不安を感じている人もおられるかと思いますが、ぜひ読んでみて下さい。
1.アニメ業界全体の水準を上げる活動
「映演労連フリーユニオン」の活動の第一の目的は、アニメ業界全体の労働条件の向上、仕事単価の相場アップ、アニメ労働者の権利拡大です。
そのために、アニメ労働者の連帯を進め、大手アニメプロや日本動画協会などに要求を出し、交渉し、マスコミなどにも訴え、社会的な運動を起こし、政府や自治体にも支援を求めます。
「映演労連フリーユニオン」は、日本のアニメ産業の歪んだ構造を正し、アニメ業界全体の労働条件の水準向上のために、全力で活動します。
2.組合活動への参加は、すべて個々人の意思
「映演労連フリーユニオン」に加入すると、さまざまな活動やイベントへの参加が呼びかけられます。でも、「映演労連フリーユニオン」は個人加盟の組合で、働いている場も、労働時間もバラバラですから、活動への参加は強制できません。組合活動への参加は、すべて個々人の意思、自覚によります。
もちろん労働組合ですから、組合員としての権利と最低限の義務があります。権利とは、会議や活動に参加して意見を述べる権利であり、執行委員に立候補する権利などです。義務は、組合費を納めたり、組織を運営するための会議(大会など)に出席する義務です。でも、出席できない場合は委任することができます。
3.さまざまな情報が得られる
「映演労連フリーユニオン」に加入したら、社会の動きや映像業界、アニメ業界の動きなど、さまざまな情報が得られます。これらの情報は、労働組合の立場で集めたものであり、労働組合の視点から見た業界の動きですから、一般のメディアから流されてくる情報とは一味違って、ものごとの実態や本質に肉薄したものです。きっとあなたのプラスになります。
4.共済活動も
「映演労連フリーユニオン」は、組合員の共済活動も行ないます。少ない組合費の中から行なう活動ですから、大したことはできませんが、全員「全労連共済」の「慶弔共済(2)」に一口加入します。
また、「映演労連フリーユニオン」加入と同時に発行される「映演労連カード」によって、映画館で1,100円で映画が観られます。
5.保険機能としての労働組合
労働組合の一番の機能は、いざ、となったときの保険的機能です。「映演労連フリーユニオン」も、組合員の皆さんが会社から不当に解雇されたり、ギャラの未払いにあったり、一方的に労働条件を切り下げられたり、労災にあったりしたとき、全力を挙げて闘います。
そのために、弁護士とも顧問契約しています。また、私たちの闘いを支援してくれる大きな団体(全労連、MIC、地区労など)も数多くあります。
だから「映演労連フリーユニオン」に加入すると、少しは安心して働くことができます。
●映演労連フリーユニオンって?
改めて「映演労連フリーユニオン」のことを紹介します。
映演労連(映画演劇労働組合連合会)というのは、松竹労組や日活労組、全東映労連、東映動画労組、角川映画労組、国際放映労組、舞台芸術家組合などが加盟する、映画・映像・演劇関係の産業別労働組合です。「映演労連フリーユニオン」は、その映演労連が作った個人加盟の労働組合です。
組合費は年会費15,000円(月1,300円)です。安い組合費ですが、組合員の生活と権利、雇用を守ることには全力で闘う組合です。
「映演労連フリーユニオン」の綱領や規約もご覧いただけます。
アニメ産業で働いている皆さん、ぜひとも「映演労連フリーユニオン」にご加入ください!
★「加入申込書」(PDF/77KB)をプリントアウトして氏名等を記入し、映演労連フリーユニオンに FAX してください。