東京地裁要請 団体署名へのご協力を

 日本映画の旧作名作を上映する映画館「ラピュタ阿佐ヶ谷」で、組合への報復行為として委員長の解雇が強行されました。社長の名前は川邉龍雄(自称・才谷遼)。

 組合結成のきっかけは、06年4月に起きた社長による女性従業員への暴力行為でした。以来、社長の不法行為は団体交渉の拒否、解雇をちらつかせた組合脱退強要などエスカレートする一方でした。自主交渉による解決が困難と判断した組合は、労働審判・労基署への申告・東京地裁での未払い残業請求を申し立て、それぞれ組合側の主張を全面的に認めた審判・是正勧告・判決が確定しています。また、不当労働行為については昨年末に東京都労働委員会の結審を迎え、今春中にも命令が交付される見込みです。

 ところが、こうした公的機関による断罪にも関わらず、社長は真摯に反省するどころか、組合への逆恨みを更に募らせることになります。社長はこともあろうに本年1月16日付でラピュタ支部委員長である須賀信生さんを何一つまともな理由もなく解雇したのです。解雇は労働者にとって死刑宣告と同じです。解雇通告に負けずローテーション日の1月18日に就労しようとした須賀さんに対して、待ち構えていた才谷社長は「社員じゃないから敷地から出ろ!」と言い放ち、法で定められた離職票の発給も拒否しました。組合がその理由を問いただすと、「君たちが意地汚くて薄汚いからだ。君たちと話をする気はない!」とわめく有り様でした。今回の解雇事件は、明らかにラピュタ社長による組合への報復行為なのです。

 このため、3月4日には支援共闘会議を発足しました。また、委員長の解雇撤回を求めて東京地裁に地位保全等仮処分申し立てを行っています。地裁による公正かつ早期の判断を要請する団体署名へ、皆さまのご協力をお願いいたします。

※署名集約は本年4月末でお願いします

2010年3月
■連絡先
ラピュタ闘争支援共闘会議
〒113-0033 東京都文京区本郷2-12-9-301
電話 03-5689-3970 FAX 03-5689-9585
Eメール;ei-en@ei-en.net
■カンパ先
郵便振替口座
口座番号/00180−3−655010
口座名/ラピュタ闘争支援共闘会議